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食道アカラジアって?
昨今の犬猫の繁殖は経済にもかなり左右されていて、流行のあった種類が蔓延すると、その犬種特有の問題がクローズアップされる状況にあります。
以前ならマルチーズには心臓弁膜症、ダックスフントには椎間板ヘルニア、ゴールデン・レト・リバーには股関節形成不全と列挙すると飼う動物がいなくなってしまいます。
今回のケースはミニチュア・シュナウザーでした。調べると、この犬種も急激にブームになりつつある犬種のようで、食道アカラジア(巨大食道症)の症例が多い犬種に指摘されているようです。
場合によっては嚥下障害が伴う疾患で、肺炎などの合併症で死ぬケースもあるようです。
幸いにも、2歳まで成長してきました。
このケースの症状は、寝ている間、急に立ち上がって、泡沫様物を嘔吐するという状況で、逆シャックリ?様の病状も特徴的でした。
単純レントゲンでは普通と変わらない状況でしたが、バリウムを飲ませて5分後のレントゲン写真が今回の写真でした。
人にも同じような症例があるようですが、残念ながら、根本的な治療方法はないようです。
食後15分程度、垂直にしておくしかないようです。
治療方法がないってのも困ったものです・・・・
2013年12月26日木曜日